ジャケ買いー本と目が合う時
私は紙の本大好き世代ですが電子本も読む。
日本で発売される前からキンドルをアメリカのアマゾンから個人輸入して使っているけれど、電子本をダウンロードする時ジャケ買いをしたことは一度もない。作家、作品ありきで検索するからだ。
本屋でふと目にした本を手に取る。中身をパラパラ見る。興味なし。本を置いてまた店内をウロウロする。顔を上げるとなぜかまた、あの本が目に入る。これを数回くり返し、帰る頃にはもうその本を買わずに帰るのが心残りな気がしてくる。これも一種の「本と目が合う」てやつかしら。
ご紹介するのは外国語といえば英語しか眼中になかった頃、ジャケ買いした2冊です。
まずは神保町の児童書を専門とする古書店で買ったこれ。表紙の色合いに惹かれて買ったので、読んだのはずーっと後になってからです。
もう一冊、これは洋書店で買った。こちらは未読のまま。
作者の名前すら知らない。店頭で見かけてこの写真から目が離せなくて買ったのだった。くゆるタバコにガラスのコップに入った赤ワイン。
パリの場末のカフェのイメージ。
The Family on the Waterfrontの舞台はフランスのマルセイユ、Quartetはパリが舞台のようだ。英語ばかり勉強していたあの頃すでに、自分では無意識にフランスに惹かれていたのだろうか。(フランスじゃなくてワインに惹かれたんじゃないか?というツッコミはスルーします)
その後、私は40過ぎて片言のフランス語しか話せないままパリに住むのだけれど。