monparis's blog

monparis’s blog

主にフランス語学習と読書について書いてます

フランス語で読むマンガ「トーマの心臓」

フランス語で読む漫画編ー萩尾望都氏の「トーマの心臓」 « Le coeur de Thomas » Moto Hagioです。 (4/28追記:なんか今見たらすごい値段になっているので、入手困難かもしれません。 私は20ユーロほどでパリで買いました。フランス在住の人に頼むか、洋書…

フランス語の積読本を読む(4) ゾラのジェルミナル

積読本4冊目はゾラ代表作の一つ「ジェルミナル」です。 この本は、フランス語で小説を読みたいという私に 2人のフランス人が勧めてくれた本です。 Germinal .ANNOTATED (French Edition) 作者:by Émile Zola Amazon ジェルミナール 上 (岩波文庫 赤 544-7)…

フランス語の積読本を読む(3) センセイの鞄

フランス語学習者の皆様、 明けましておめでとうございます。 年の初めは4月の次にフランス語の学習意欲が高まる時期ではないですか。 今年こそは、と。 今日はしばらくサボっていた積読本の続きを。 Les années douces Amazon Les Années douces -「センセ…

ドイツ語で本が読みたい

フランス語学習ブログで言うことじゃないかもしれませんが、 最近またドイツ語勉強しようかな、と思っています。 ドイツ語については過去にも触れていますが、 遠い昔、NHK語学講座を3ヶ月やっただけの全くの初心者です。 名詞に女性、男性、中性がある!?…

フランス語の積読本を読む⑵ クンデラの「不滅」

「フランス語の積読本を読む」2冊目に選んだのはクンデラのL’immortalité L'immortalite 作者:Kundera, Milan Gallimard Education Amazon 冒頭のプールのシーンばかり繰り返し読んでそのままになっていた。 L’immortalitéという題名を見て買った時は、人は…

積読本

フランス語で小説が読めるようになった当初、 うれしくて読みたいと思う本を買い込んだ。 40-50冊はあったと思う。 自分の語学力で読めるかどうかは度外視して買っていたので そこにはプルーストなんかも含まれる。 うち20冊ほどは読んだけれど、あと…

フランス語の積読本を読む⑴ アメリー・ノートン

久しぶりにフランス語で小説を読みました。 私の本棚には買い集めたフランス語の小説が未読のまま眠っております。 今休日出かけるところもないし、ちょっと読んでみようという気になり できるだけ簡単そうなやつをチョイス。 Amelie Nothomb -Stupeur et tr…

絵本が入り口!フランス語で読むー入門編 

まだ、フランス語を習ってもいなかった時から 何冊かフランス語の絵本を持っていました。 紙の本そのものが好きなので、読めなくても買うんです。 それに辞書があれば、絵本くらいは習ってなくても読めます。 所有しているのはほとんどがソフトカバーの小さ…

大人に贈る絵本

ううっ、寒っ。 温かいミルクティーが美味しい季節になりました。 今頃になると、本棚からひっぱり出してくる絵本があります。 レイモンド・ブリッグズの「さむがりやのサンタ」。 さむがりやのサンタ (世界傑作絵本シリーズ) 作者: レイモンド・ブリッグズ,…

古文が苦手だった私でも読めた2冊

monparisは英語とフランス語を学ぶためにある程度の時間とお金と努力を投入しましたが、もう一つできたらいいなぁ、と常々思っている言語があります。 いや日本語なんですけどね、読めないんですよ。 何かというと日本の古文です。 古語なんて学生時代の古典…

20冊読んだ中からおすすめ!フランス語で読む小説ー中級編

ここのところまたフランス語と関係ない話ばかりになってきた。本道に戻って今日は「フランス語で小説を読む」の中級編です! 何をもってフランス語中級というかは意見が分かれるところですが、ここではmonparisの独断で 1.Delf B1レベル以上(仏検2級ではま…

伊藤比呂美、介護の先輩

伊藤比呂美さんの作品を初めて読んだのは家族の介護中だった。 「父の生きる」、世に介護手記はたくさんあれど、読んだ中で私はこれが一番好きだ。 父の生きる (光文社文庫) 作者: 伊藤比呂美 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2016/06/09 メディア: 文庫 こ…

手編みソックスは楽しい

ほぼ1ヶ月ぶりの更新です。 はてなブログからそろそろ次の投稿しませんか? というメールが来ました。 さて、涼しくなって来ましたね。 と言ってもお住いの場所によって地域差がありますが。 monparisはハマると短期熱中するという癖がありまして、 ある年…

読み終わるのが惜しい本

名作イコール読み終わるのが惜しい本というわけではありません。 ページが残り少なくなってくると物語が終わってほしくない、 もう少しこの世界に浸っていたい気がしてわざとゆっくり読んだりしてしまう、そんな本です。 息もつかせず最後まで引っ張っていく…

フランス語で読むエッセイ〜ビールの最初の一口

あぁ~、日本列島暑いですね。 何も考えられない。ましてやフランス語の勉強などする気になれません。 (と言い切ってみる) そんな時、短いエッセイなどいかがでしょうか。 LA Premiere Gorgee De Biere Et Autres Plaisirs Minuscules 作者: Philippe Dele…

カミュのペスト、ランベールはなぜ脱出を思いとどまったのか

Eテレでカミュのペストをやっていたのでフランス語で再読した。 monparis.hatenablog.com 3回読むと、もうストーリーがわかってるので、トリビア的なところばかり目につきます。それはそれで楽しかったです。 monparis.hatenablog.com 今回は、登場人物の中…

ハイデガー 「存在と時間」を読むための最初の一歩

何で私がハイデガーやねん、と自分でツッコミたいくらいです。 たまたま筒井康隆氏がハイデガーについて書いた本を本屋の新刊コーナーでみつけ、SF作家がハイデガー?哲学書の体裁をとったSF小説なのかなと考え手に取ってみたのです。これがどこか偉い大学の…

【読書体験記】中1の夏のジュブナイルSFと革の感触

ジュブナイルSFとは少年少女のためのやさしいSF小説です。今もやっているのだろうか。私が中高生の頃、夏休みが近づくと「〇〇文庫夏の100冊」のようなセレクションが本屋に並んだ。蒸し暑い日本の夏は読書には適さないと思うのだけれど、なぜなんだろう…

Eテレ100分de名著に刺激され、カミュのペストを再読する

NHKのTV番組でアルベール・カミュの「ペスト」が取り上げられていた。せっかく、偉い大学の先生がレクチャーしてくれるので monparis、NHKのテキストを買って来ました。 アルベール・カミュ『ペスト』 2018年6月 (100分 de 名著) 作者: 中条省平 出版社/メー…

なぜ買おうと思ったけれど買わなかった話をするのか

先日、本屋で「成熟脳ー脳の本番は56歳から始まるー」(黒川伊保子著)という文庫を手にとりパラパラめくっていたら、目次の一文が目にとまりました。 女はなぜ、転びそうになって転ばない話をするのか 単なるおしゃべりやん、いちいちなぜとか理由を聞かな…

フランス語で読む村上春樹

留学中に既読の日本の小説やエッセイをフランス語で読むーという勉強法を試したことがあります。フランスの小説を原語で読むときは、ひたすら理解することにエネルギーを使いますが、これだと日本語で読んでるので内容は知っているのです。なので、興味はも…

詩を理解するまでに

人生前半、詩はきれいな言葉を並べたもの恋や自然の美しさを語るもの 青春期の苦悩を表現するものという認識だった 人生後半、苦悩の中開いた詩集の言葉が突き刺さってきたそうだったのか これを理解するには挫折と悲しみと喜びを経ないといけないのだそのた…

超初心者がHTMLで表を作ってみたーおすすめ入門書

HTML入門書を片手に、カメの歩みでブログを書いてるmonparisです。入門書と言えども初心者は小さなことでつまずきます。 そんなとき便利なのがネット検索ですね。初心者HTMLでググるとたくさん出てきますよ〜。ありがたい。 ↓私は手元に本があった方がやりや…

フランス語で読むマンガ 「ベルサイユのばら」

フランス語でマンガはバンドデシネ(bande dessinée)略してBDと言いますが、日本のマンガはMANGAと表記されることが多いです。 読んだことのあるマンガをフランス語で読んでみるのもおすすめの学習方法です。 かの有名な「ベルサイユのばら」(ベルばら)も…

SF食わず嫌いがはまった本

最初に答えを言うとレイ・ブラッドベリの「火星年代記」です。 もうSFファンならクラシックでしょう。 しかし、わたしは本は好きでも読むのは海外文学が多く、SFというジャンルには長年無縁だったのです。SFというと思い浮かぶのは火星人、まさにブラッドベ…

私に勇気をくれた2冊

この2冊に特に繋がりがあるわけではないのです。一方は児童文学の名作で、もう片方は戦争の手記。これらの本を読んだ当時、私は家族の介護をしていて、日々怒ったり悲しんだり落ち込んだりと思春期さながらの感情の起伏を経験していました。そんな先の見え…

ワインを飲みながら読む本

旅先から更新されるはてなブログを読みながら、どこにも行かずにワインを飲んでいるmonparisです。 1ヶ月の断酒が無事終了し、やっとワインが飲める。うれしい。 大好きなコンテも買ってきました。私はこのねっとりとナッツっぽい味のチーズが好きなのです…

フランス語で読む絵本 mon livre préféré

時々、雑誌などで大人が読む絵本が取り上げられていますね。 誰しも一冊くらいは子どもの頃、読んだり読んでもらった思い出の絵本があるのではないでしょうか。大人になって読み返すと、意外と深いことが書かれていたんだな、と発見したりします。 私も読み…

20冊読んだ中からおすすめ!フランス語で読む小説

フランス語を読めるようになると楽しい。 もちろん、話せることも、聞いてわかることも、書くことも、できれば楽しいのだけれど、本好きにとって、外国語で本を読める楽しさは格別なのだ。 フランス語の本というと真っ先に候補にあがるであろう「星の王子さ…

ジャケ買いー本と目が合う時

電子書籍にもジャケ買いというのはあるのだろうか。 私は紙の本大好き世代ですが電子本も読む。 日本で発売される前からキンドルをアメリカのアマゾンから個人輸入して使っているけれど、電子本をダウンロードする時ジャケ買いをしたことは一度もない。作家…