フランス語の積読本を読む(3) センセイの鞄
フランス語学習者の皆様、
明けましておめでとうございます。
年の初めは4月の次にフランス語の学習意欲が高まる時期ではないですか。
今年こそは、と。
今日はしばらくサボっていた積読本の続きを。
Les Années douces -「センセイの鞄」川上弘美のフランス語訳を読みました。
だいぶ前に原作を読んでいるので積読本にカウントしていいのか。。
でもフランス語で読むのは初めてなのでよしとする。
なんだろう、自国文化を外国語で表現するとこんな感じなんだ、と思いました。
やっぱり説明的にならざるを得ない。これは逆の立場、外国文学を翻訳で読む場合も同様ですが。
一杯飲み屋で繰り広げられる ツキコとセンセイのやりとり
ふうん、酒のつまみをフランス語でいうとこう表現するのか、
話の内容よりそちらに興味しんしん。
納豆マグロってどういうの?
des tiges de lotus frites て レンコンの素揚げか?
いや、原作ではきんぴら蓮根になってる。
フランス人はこれを読んで、日本人がパリでカフェに行きたいと思うように
日本に行ったら飲み屋のカウンターで酒を飲んでみたいとか思うのかしら。
日本人ならフランス語表現から、あのことかと想像できるのことも多く助けになります。またフランス語自体も難しい単語や表現は使っていません。
私はこの本を年の差恋愛の話ではなく、酒呑み目線で読みました。