« Le coeur de Thomas » Moto Hagioです。
(4/28追記:なんか今見たらすごい値段になっているので、入手困難かもしれません。
私は20ユーロほどでパリで買いました。フランス在住の人に頼むか、洋書店に取り寄せてもらうかしてみてはいかがでしょうか)
「ポーの一族」と違って、中高生くらいで初めて読んだときはよくわからん、というのが正直なところでした。ただ多感な思春期の恋愛ものくらいに思っていて、男の子たちという意識もあまりなかったな。みんな可愛すぎるし。
フランス語で読み返すと、やっぱり難解ではありますが、キリスト教がバックにあることはわかります。イエスとユダの関係とか、そういった知識なくしてわからなかったのは当然かと。
難解だと感じている方には、この本が役にたつかもしれません。
今回はストーリーだけでなく、萩尾望都氏の美しい絵も堪能いたしました。
言葉が心に突き刺さる様を絵のワンカットで表現するところとかすばらしい。
うっとり。