2年ぶりくらいのブログ更新ですが、
フランス語の本は細々と読み続けております。
最近読んだのが、マルグリット・デュラスのこの本。
最初は代表作の"L'Amant"が読みたかった。洋書をおいている大型書店にも
アマゾンにも在庫がなく、目に留まったのがこの”Hiroshima mon amour”。
ヒロシマが舞台?題名にひかれて手に取った。
シナリオのよう、カバーの写真から映画化されていることがわかる。
これは日本人として読まねば、と思い購入。
どうやら小説を映画化したのではなく、アラン・レネ監督に乞われて書いた模様。
本は100ぺージほどの脚本部分と30ページほどの付属の説明からなる。
Appendices も読むことをお勧めします。物語の背景が詳しく書かれている。
会話は繰り返しが多い。
表現は簡単だけれど哲学的で何をいわんとしているのか深いところまで私にはわからなかった。
映画も見た。邦題は「24時間の情事」。うーん、残念な題名。
わざとヒロシマの名をはずしたのだろうか。
ロケ地である広島の1958年当時の姿が映っている。