フランス語で読むマンガ「トーマの心臓」
« Le coeur de Thomas » Moto Hagioです。
(4/28追記:なんか今見たらすごい値段になっているので、入手困難かもしれません。
私は20ユーロほどでパリで買いました。フランス在住の人に頼むか、洋書店に取り寄せてもらうかしてみてはいかがでしょうか)
「ポーの一族」と違って、中高生くらいで初めて読んだときはよくわからん、というのが正直なところでした。ただ多感な思春期の恋愛ものくらいに思っていて、男の子たちという意識もあまりなかったな。みんな可愛すぎるし。
フランス語で読み返すと、やっぱり難解ではありますが、キリスト教がバックにあることはわかります。イエスとユダの関係とか、そういった知識なくしてわからなかったのは当然かと。
難解だと感じている方には、この本が役にたつかもしれません。
今回はストーリーだけでなく、萩尾望都氏の美しい絵も堪能いたしました。
言葉が心に突き刺さる様を絵のワンカットで表現するところとかすばらしい。
うっとり。
フランス語の積読本を読む(4) ゾラのジェルミナル
この本は、フランス語で小説を読みたいという私に
2人のフランス人が勧めてくれた本です。
炭鉱で働く人々が重労働にもかかわらず満足に食べることもできない状況で、ついに大々的ストライキに発展するストーリー。
やっぱりストはフランスのお家芸?(個人的なイメージです)
登場人物が多いので、誰が誰なのか混乱しないよう、新しい人物が登場するごとにメモるか相関図を作ることをお勧めします。
夫がMaheuなら妻はla Maheudeと表現されます。
あと炭鉱の町が舞台なので聞き慣れない単語がでてきます。
それは vocabulaire de la mine などで検索して最初になれておくと読むのが楽になりますよ。
通勤の行き帰りで読んで2ヶ月もかかりました。
途中中だるみして読まなかった期間もあります。
フランス人労働者ってやっぱり日本人より激しいんだな、と再認識いたしました。
そうやって長期バカンスを勝ち取ってきたのだろうか?
monparisは見ていませんが映画化や連続ドラマ化もされてますので、フランスの国民的ストーリーなのでしょう。
フランス語の積読本を読む(3) センセイの鞄
フランス語学習者の皆様、
明けましておめでとうございます。
年の初めは4月の次にフランス語の学習意欲が高まる時期ではないですか。
今年こそは、と。
今日はしばらくサボっていた積読本の続きを。
Les Années douces -「センセイの鞄」川上弘美のフランス語訳を読みました。
だいぶ前に原作を読んでいるので積読本にカウントしていいのか。。
でもフランス語で読むのは初めてなのでよしとする。
なんだろう、自国文化を外国語で表現するとこんな感じなんだ、と思いました。
やっぱり説明的にならざるを得ない。これは逆の立場、外国文学を翻訳で読む場合も同様ですが。
一杯飲み屋で繰り広げられる ツキコとセンセイのやりとり
ふうん、酒のつまみをフランス語でいうとこう表現するのか、
話の内容よりそちらに興味しんしん。
納豆マグロってどういうの?
des tiges de lotus frites て レンコンの素揚げか?
いや、原作ではきんぴら蓮根になってる。
フランス人はこれを読んで、日本人がパリでカフェに行きたいと思うように
日本に行ったら飲み屋のカウンターで酒を飲んでみたいとか思うのかしら。
日本人ならフランス語表現から、あのことかと想像できるのことも多く助けになります。またフランス語自体も難しい単語や表現は使っていません。
私はこの本を年の差恋愛の話ではなく、酒呑み目線で読みました。
ドイツ語で本が読みたい
フランス語学習ブログで言うことじゃないかもしれませんが、
最近またドイツ語勉強しようかな、と思っています。
ドイツ語については過去にも触れていますが、
遠い昔、NHK語学講座を3ヶ月やっただけの全くの初心者です。
名詞に女性、男性、中性がある!?
なにそれ? オーマイガッッで挫折しました。
でも、フランス語で本を読む楽しさを味わうにつれ、
ドイツ語も読めたらいいのに。。。
という気持ちがムクムクと大きくなって来ました。
きっかけといえば。。。
先日この本をドトールで読んでいる最中、
「これから勉強すればよい」という言葉にそそのかされ
スマホで検索し、その場でドイツ語版FAUSTを購入したmonparisです。
中年以降に一から勉強してドイツ語が読めるようになった方いらっしゃいますか。
どう勉強されましたか。
「ドイツ語で本が読めるようになる」ことが目的なので、話す方はいいかなぁ。
ドイツ語はもう読めるだけでいい、と思っています。