フランス語の積読本を読む⑵ クンデラの「不滅」
「フランス語の積読本を読む」2冊目に選んだのはクンデラのL’immortalité
冒頭のプールのシーンばかり繰り返し読んでそのままになっていた。
L’immortalitéという題名を見て買った時は、人は死なない、みたいな話かと思っていたけれど、そうではなく、死して残すもの(名声とか)の意味らしい。
読み進めるにつれ、クンデラの語りに引き込まれた。
7章に分かれていて、登場人物が章ごとに違う。
時代が違う二人が会話していたり、面食らうのだけれど
クンデラが描くとあるいはそんな歴史的シーンがあったのかも、
と勘違いしてしまう。
散りばめられている伏線も、小さなエピソードも興味深い。
フランス語が読めてよかったと思う。(チェコ語からの翻訳だけど)
最初の章 ”Le visage” 60ページが読めれば、最後まで行けるのでは。
読み終わってすぐ、最初から読み返している。
もう一度読んで、どの伏線がどこと繋がるのか確かめたい。
そう思わせる小説です。
積読本
フランス語で小説が読めるようになった当初、
うれしくて読みたいと思う本を買い込んだ。
40-50冊はあったと思う。
自分の語学力で読めるかどうかは度外視して買っていたので
そこにはプルーストなんかも含まれる。
うち20冊ほどは読んだけれど、あとの半数は未読のままだ。
それをまた今少しずつ読んでる。
読み終えたら「フランス語の積読本を読む」で
一冊づつご紹介したいと思います。
時間があるからといって、本は読めない。
そのことはこの1年半でわかった。
在宅勤務や週末家にいることが多かったため、
時間はあるはずなのに読まない。
本は興味が湧いた時、勢いで読まないとそのまま積読本となってしまう。
次にその本を開くのは5年後10年後かもしれない。
フランス語の積読本を読む⑴ アメリー・ノートン
久しぶりにフランス語で小説を読みました。
私の本棚には買い集めたフランス語の小説が未読のまま眠っております。
今休日出かけるところもないし、ちょっと読んでみようという気になり
できるだけ簡単そうなやつをチョイス。
Amelie Nothomb -Stupeur et tremblements
舞台は日本企業なので、描かれている内容が想像しやすい。
(お茶汲みで全員の好みを覚えるとことか)
またフランス語も平易でわかりやすく、薄い本なので読みやすいと思います。
作者は日本の会社で働いたことがあって、実体験を元に描かれているらしいけど、ほんとか?! 90年代のこととはいえ、パワハラ満載。
フランス語の先生にすすめられて初めて知った本。
これが日本の会社なんだ、絶対働きたくない!てフランス語圏で思われてたら嫌だわ。
私のお正月の過ごし方
あと6時間で2021年です。
2020年は稀にみる年でした。
後世でどのように語られるのでしょうね。興味あります。
介護の無職期間を経て2019年に再就職しましたが、
これが2020年だったらできてなかったかもしれません。
多分できてなかったでしょう。
そういう意味ではラッキーでした。
でも、不遇の時期にどう次に備えるかというのも大切なことではないでしょうか。
私も再就職できたもののずっと安泰だとは思っていませんし、常に次に備えています。
このお正月は行くところがないので、ラテン語をちょこっとやってみようと思っているmonparisです。
皆さま
Bonne année !
来年が今年より良い年でありますように。
まずは仏検2級を目指そう!
フランス語の本が読めるようになるには、ある程度の文法とボキャブラリーが必要です。社会人ならまず仏検2級を目指すのがいいのでは、と思います。
仏検とったからといって、転職に役立つってことはないかと思いますが、何らかの目標がないと人間頑張れませんし、私の経験からいって一定レベルまで総合点を上げるという意味で『仏検2級』はフランス語の本を読みたい人にとって妥当な目標かと思います。
私はアラフォーから一年半、週末にフランス語教室に通いましたが、仕事で疲れていたのもあり、宿題もすっぽかすことが多い、あまり熱心な生徒ではありませんでした。でも週一のレッスンはどんなに眠くても出席していました。
一年半でやめて、あぁ、お金と時間の無駄だったかも。。。と思うと何か形に残したくなって仏検を受け始めました。
一年半で独学する程度の力はついてたので、参考書を買って4級から始めて、3級、2級と受けました。
朝、会社に行く前にカフェで勉強していました。
3級まではすんなりいったのですが、2級は結構頑張って勉強したのを覚えています。
私が仏検2級受験で使ったテキストはこれだけです。
トレーニングペーパー・フランス語読解編はとてもよかったので
今は入手できないのが残念です。復活して欲しいですね。