monparis's blog

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主にフランス語学習と読書について書いてます

フランス語の積読本を読む⑵ クンデラの「不滅」

 

「フランス語の積読本を読む」2冊目に選んだのはクンデラのL’immortalité

L'immortalite

L'immortalite

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 冒頭のプールのシーンばかり繰り返し読んでそのままになっていた。

L’immortalitéという題名を見て買った時は、人は死なない、みたいな話かと思っていたけれど、そうではなく、死して残すもの(名声とか)の意味らしい。

 

読み進めるにつれ、クンデラの語りに引き込まれた。

7章に分かれていて、登場人物が章ごとに違う。

ゲーテやナポレオンやヘミングウェイなんかも出てくる。

時代が違う二人が会話していたり、面食らうのだけれど

クンデラが描くとあるいはそんな歴史的シーンがあったのかも、

勘違いしてしまう。

 

散りばめられている伏線も、小さなエピソードも興味深い。

フランス語が読めてよかったと思う。(チェコ語からの翻訳だけど)

 

最初の章 ”Le visage” 60ページが読めれば、最後まで行けるのでは。

読み終わってすぐ、最初から読み返している。

もう一度読んで、どの伏線がどこと繋がるのか確かめたい。

そう思わせる小説です。