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主にフランス語学習と読書について書いてます

フランス語で観るジブリ 続々

フランス語で観るジブリ第3弾、今回は魔女の宅急便です。

” KIKI la petite socière ”

Je pars ce soir!(今夜出発する)と叫び、
挿入歌「ルージュの伝言」をバックにキキが魔女修行に出発するオープニングは何度見てもウキウキします。

 


前回ご紹介したナウシカとうってかわり、会話がたくさんあるのでフランス語学習者には嬉しい映画です。

知らない街で暮らし始めたキキが人と出会い、働き、悩みながら成長していく…これからフランス語圏に留学しようって人にぴったりじゃぁないですか!

 

なぜキキはジジの言葉が分からなくなったのか

キキがせっかくトンボという友達ができたのに素直になれない("Jiji, je sais pas ce qu'il m'arrive. J'ai rencontré un garçon gentil et drôle et faut que je deviens odieuse." )というようなことを言ったらジジがぷいっという感じで去っていくシーンがあります。


最初は嫉妬かしら、とも思ったけれどジジだって白猫ちゃんと仲良くしてるし。
キキの魔力が弱まったから、ジジが白猫に恋したから、と諸説ありますが、monparisが一番納得できたのはキキが成長したから、という意見かな。

「映画は父を殺すためにある」という本を読んでいたら、そのことについて書いている章がありました。興味のある方は読んでみてください。

 

映画は父を殺すためにある―通過儀礼という見方 (ちくま文庫)

映画は父を殺すためにある―通過儀礼という見方 (ちくま文庫)

 

 

エンディングテーマ「やさしさに包まれたなら

 

挿入歌や曲はジブリ映画の魅力の一つですが、この作品は特に選曲がいいですね。一気にキキの年齢に連れ戻されるような気がします。

エンディングテーマ「やさしさに包まれたなら」はしっかりフランス語字幕が出ます!

 "Quand j’étais petite, il y avait un dieu"

ちーいさいころーは、かーみさまがいて〜♪

どんな曲だっけ?という人はこちらをお聞きください。

 


やさしさに包まれたなら - 荒井由実(松任谷由実)


3回に分けてフランス語で観るジブリ映画をご紹介しました。

 

monparis.hatenablog.com

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